diario
金継ぎ 作業4 9月19日
磨きに磨いて、木地が丸出しになってしまった補修部分は
先生にご相談して、とにかく整形をしっかりしてから
黒呂色漆を塗った上に朱漆を塗って、最後に磨きましょう
という計画になりました。いやはや。
上の写真は磨き終えたところです。
朱漆の下に黒呂色漆が見えて、図らずもまるで根来塗。
そして更に黒呂色漆を塗って、数日待ちます。
それからまた、磨きます・・・。
ああ、なんて長い工程、長い待ち時間。
わたしの技術が未熟だから、というのはもちろんですが
我慢強い心が必要です。
今回、欠損につかった木片はアガチスですが
後日先生にうかがったところ、
「アガチスでも悪くないけれど、ヒノキを使うことが多い。
ヒノキは長持ちするし良い」とのことでした。
なるほど。
次回また木片を使うことがあったらヒノキにします。