diario
金継ぎ 作業3 9月05日
ガサゴソと進めております割れ皿の金継ぎですが
先日作った欠け部分の木片を取付けました。
木片には生漆を塗り乾かしてから、麦漆で接着。
そして隙間を刻苧漆(コクソ漆、パテ状の漆)で埋めました。
刻苧漆が乾くまで1週間待ちます。
彫刻刀で形を整えて紙やすりで滑らかにします。
そして黒呂色漆を塗り、1日乾燥。
そして磨きに磨きます。
黒漆の艶が消えて、絹のような手触りになります。
あ、あれ・・・下の木地が見えてきました。
でもまた平らになってないので、更に磨きます。
うーむ、ううーむ。木地丸出し。
木片はもっと薄く小さく(欠けより一回り以上小さく)
作るべきだったのですね。納得。
裏はまだマシです。
あらためて黒呂色漆を塗って乾燥させて、さらに磨きます。
また木地が出たら塗って磨いて・・・を繰り返し。
この磨きが完成度を左右しますから、頑張りますよ!
こうしてみると、額縁もお皿も修復する工程も
気持ちも似ているのでした。