diario
What is the cornice? 8月25日
“cornice”
わたしにとってまず頭に浮かぶのは
イタリア語で額縁をさす言葉「コルニーチェ」です。
先日、お客様とメールのやり取りで
祭壇型額縁制作の打ち合わせをしました。
その際「corniceは3段にすること」とのご指示がありました。
cornice? 額縁は3段? どういうこと??
じっと文章を眺めて、気付きました。
「ああ、コーニスのことか!」
上の図は wikipedia よりお借りしました。
3番の部分をコーニスと言います。
軒下の出っ張り部分のこと。
上の写真は今年作った帆立貝のタベルナーコロ(祭壇型額縁)です。
上部紺色の装飾模様の上、彫刻の部分2段とその上1段までがコーニス。
この祭壇型額縁もコーニスが3段の構成です。
祭壇型の額縁はギリシャ神殿のような形で様々ありますが、
屋根や軒、柱などのデザインが入っていますので
部分の名称も建築用語そのままです。
そして、額縁の起源は扉や窓の枠。
改めて額縁と建築は切っても切れない関係であること、
また英語はラテン語から派生した言葉であることを
納得したのでした。
コーニスとコルニーチェは同じ綴り。
なるほど・・・そうだったのですね。