diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2016年8月 №2 8月22日
土曜日コースで木地作り~ボーロまで終えて
月曜コースに変更なさったSUさんの
はじめての古典技法額縁が完成しました。
5月後半、ようやく金箔の水押し作業も終わりが見えてきました。
装飾部分の凹凸に箔を入れる繕いに苦労しましたが
こつこつと作業を頑張りました。
7月、箔作業を終えて色を塗りました。
灰色がかった青。
下に補色の黄土色が塗ってあるので青に深みがあります。
さて、いよいよ楽しい古色付けの作業ですよ。
傷をつけてから金箔を磨り出して、ボーロの赤を見せます。
そしてワックスとパウダーで汚しました。
最後は手のひらで撫でてワックスとパウダーを
しっかり丁寧に定着させます。
この「手のひら磨き」で出る趣は効果大です。
そして完成しました。
実物は青に落ち着きがある、上品な仕上がりです。
古色も上手につきました。
はじめての古典技法としてはハードルの高いデザインでしたが
根気よく制作なさった成果が発揮されました。
SUさん、ステキな額縁を作ってくださりありがとうございました!