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怪奇 額縁木地の行方 7月07日

 

たしかにわたしは自他ともに認める探し物下手です。

家族はさることながら修復スタジオの室長、主任にも知られてしまっている。

ですが土曜日の午後におこったことは謎に包まれたままです。

 

ご注文にあわせて木地を4本切っていました。

額縁は両端を45度に切った長辺2本と短辺2本の棒を組みますから。

額縁木地を切り終わって、さあ接着して組もうと思ったのですが

無いのです。木地3本が。

IMG_4092

どこかに片づけるはずも無く、必ず作業部屋内にあるはず。

2日がかりで探しても、家族に探してもらっても見つからず

「切ったのは気のせいでは?本当は切ってないのでしょ?」

などと言われる始末・・・。

だけど、わたしは確かに木地を切って近くに置いたのです!

 

切った記憶はあるし端材もある、そして長辺1本だけがある。

なぜ4本中1本だけある?

誰かが持って行った?

木地が自ら歩いて出て行った?

わたしは記憶障害?・・・いえ、まさか。

神隠し、だったりして。いえいえ、まさか!

 

それきり、今日にいたるまで木地の行方は分かりません。

初夏の夕方、KANESEIにおきた怪奇現象のお話。

七夕の短冊にお願い事

「木地の残り3本が見つかりますように」と書きましょうか・・・。