diario
「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の挑戦」展 3月24日
連休最終日に江戸東京博物館で開催中の
「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の挑戦」展に行きました。
入口に着いてびっくり、チケット売り場に長蛇の列・・・むむ。
さすが連休最終日。
とにかく入場しましょう。
この展覧会は「糸巻きの聖母」と「鳥の飛翔に関する手稿」が
メインとして展示されていますが、他にデッサンがいくつか。
多くの展示作品はレオナルド作品の模写などで
(追従者をレオナルデスキと呼ぶそうです)いかに
レオナルドに影響をうけた画家が多かったか、の紹介です。
「鳥の飛翔に関する手稿」のオリジナルは
今まで見聞きしていた通りの(当たり前ですが!)
罫線のないノートに右から左への鏡文字で、間違えの痕跡なし!
インクで黒く塗りつぶす、なんてことはあり得ないのでしょうか。
でも文字列がすこしずつ斜めになっていたり、文字の大きさや密度が違ったり。
丁寧に大切に書かれているけれど人間らしい面も感じられるのでした。
ああ、だけど! メインの「糸巻きの聖母」を観るには
なんと130分も行列に並ばねばならない事態になっています。
うー、むむむ。時間と体力と両方に余裕が無い。
ということで、あきらめました。
人々の頭の向こうにある小さな作品を
じっくり眺めて、一応「観たつもり」。
この展覧会、「糸巻きの聖母」と「鳥の飛翔・・・」以外には
レオナルド本人の作品は数点の小さなデッサンがあるだけです。
額縁も残念なが小品1点以外には特筆すべきものも無く。
会場外にはこんなブースもありましたが、
穴から顔を出す勇気も持ち合わせていませんのです。
・・・うん、まぁ、「鳥の飛翔に関する手稿」が観られたし
さすがレオナルド!の美しいデッサンも見られました。
良しとしましょうよ、わたし。
駅への道すがら、桜が咲き始めていました。
今年の初桜。
釈然としない、欲求不満な気分でしたが
桜に慰められた帰り道、でした。