diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2016年3月 №1 3月10日
わたしがAtelier LAPIS の月曜日を担当しはじめたのは
忘れもしない2011年3月です。
大きな震災の直後で、しばらくは生徒さんも集まらないと思いつつ
ひっそりと始めた月曜コースですが、
徐々にご参加くださる生徒さんが増え、気づけば5年目になりました。
ISHさんは、もう4年近く続けてくださり、
ご自身で描かれた日本画に額縁をつくって展覧会に出品なさったり
最近はテンペラ画にも興味を持ってくださって、最近ようやく
模写第1号が完成しました。
SMサイズのパネルにボッティチェッリのビーナスです。
当初はテンペラ独特のハッチング描写に四苦八苦でしたが
さすが日本画で筆を持ちなれておられるので
コツをつかむとあっという間に上達!
わたしも「人はこうして技術を身に着けるのだ」と
目の当たりにした感動がありました。
オリジナルのビーナスより優しい笑顔の作品が出来上がりました。
ISHさん、完成させてくださってありがとうございました!
残念ながらこの作品を最後にISHさんは一旦退会なさることになりましたが
またご参加下さり、次の「顔シリーズ」制作、そして
ビーナスの額縁制作をご一緒できる日を楽しみにしております。