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遠足展覧会 プラド美術館展 2月01日

 

市が尾にあるAtelire LAPIS 月曜コースの生徒さんと

第2回遠足展覧会「プラド美術館展」にでかけました。

最終日が近いこともあり、夕方もなかなかの混雑ぶり。

小品をメインに、ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤ等

そうそうたる作品群が観られました。

prado2016 (1)

そんな中、私たちがメインに鑑賞したのは額縁。

特にゴシックスタイルの額縁に目を奪われました。

イタリアではあまり見る事ができないデザインばかりで新鮮でもあり、

ため息をつきながら、横から下から斜めから隈なく鑑賞します。

とくに角側面には中折れの金具が取り付けられており

そのデザインのすてきなこと!

繊細さと力強さが両立したカッコイイ額縁でした。

 

2009年にご紹介したスペインの本「Coleccion CANO DE P.E.A」には

今回の展覧会に出品されていた額縁が載っていました。

prado2016 (7)

下の2点、特に葉模様の額縁は10点近くあったのではないでしょうか。

実際本には「プラド美術館で多く使われている額縁のひとつ」とあります。

prado2016 (5)

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グラッフィートを施したもの、またベルベット布を貼ったものなど

展覧会で観たものにとても良く似た額縁も載っています。

もしかしたら、あれらもCANO社の額縁だったのかもしれません。

prado2016 (2)

prado2016 (4)

いくら本で観ていても、やはり実物を目の当たりにするのは

全く違うのです。

ご一緒くださった生徒さん方もスペインスタイルの額縁に

興味を持ってくださったようで、新しい扉ができました。

わたしも手の込んだグラッフィート額縁の制作意欲が湧いています。

 

生徒の皆様、ご参加ありがとうございました。

また第3回遠足展覧会、企画したいと思います。