diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2016年1月 1月11日
古典技法の教室 Atelier LAPIS の講座も
長めのお正月休みを終え、今日1月11日からはじまります。
気持ち新たに2016年も皆さんが楽しく制作できるよう
ささやかなお手伝いをさせて頂きます。
昨年暮に完成した作品2点は
HAさんの黒い彫刻額縁とNAさんの聖母子です。
(8月のブログにおふたりの制作の様子があります。)
HAさんの額縁は製作開始時にすでに頭の中で
しっかりと完成イメージができていましたので
その姿に近づけるよう様々の工夫を施しました。
彫刻が美しく表現できる石膏の塗り方、磨り出しの仕方など
努力の甲斐あってほぼイメージ通りの仕上がりになりました。
NAさんの模写、フィリッポ・リッピの聖母子は
声をかけるのもはばかられるような集中力で描きました。
その成果は完成度の高さに表れています。
金の輝き、マリア様の表情、薄いベール、赤子の肌のはり、
はじめての卵黄テンペラとして素晴らしい仕上がりです。
HAさん、NAさん、お疲れ様でございました!
素晴らしい作品を作って下さり、ありがとうございました。
すでにHAさんは次の額縁の構想、NAさんは聖母子の額縁の
制作に取り掛かっておられます。
わたしも完成が今から楽しみです。