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鎌倉へ 懐古趣味一長一短 12月31日

 

年に一度、暮に鎌倉へ行くお話をして8回目。

このブログも8年目をむかえました。

 

さて、毎年30日に行く鎌倉ですが今年は29日。

特別理由は無いのですが、1日早く行ってみました。

2015-12-29 12.09.00

例年通り大にぎわいの小町通り入口の鳥居です。

今回はじめて良く見てみたのですが、上部には

「八幡宮近道」とあるではありませんか。

確かに普段はそうでしょう。けれど年末は人ごみで

もしかしたら一番時間のかかるルートかもしれません!

 

鎌倉の古き良き町並みはどんどん変化して

最近はすっかり観光地、歩き食べの若い人ばかりになったのは

昨年の「鎌倉へ」でもお話したのですけれど、それでも

わずかながらポツポツと古いお店も頑張っています。

その中でもフレンチのコアンドル、その奥の古美術銀杏堂

そして交差点を挟んで斜め前にある古書店「藝林荘」の一角は

懐かしい小町通り、昔のままです。

昨年の30日にはすでに年内営業を終えていた藝林荘に

ことしはお邪魔することができました。

2015-12-29 14.59.08

ずいぶんきれいに改装されて、でも積み上げられている

本の山は以前どおり、つい長居したくなる空間なのでした。

2015-12-29 16.15.19

小町通りに新しいお店が立ち並ぶ中、古いお店を見つけて喜び

神奈川県立近代美術館の閉館で感傷に浸るわたし。

骨董が好き、作る額縁もアンティーク仕上げが好き。

懐古趣味ばかり、それで良いのか?

もっと新しいもの、新しい環境に興味を持って

感覚を柔軟にしたい・・・

などと考えながら帰路についた2015年の「鎌倉へ」でした。

 

2015年も大晦日です。

今年も一年間ご覧くださり、ありがとうございました。

また、仕事でお世話になりました皆さま、ありがとうございました。

今年は展覧会を開催することができ、思い出深い年になりました。

来年は改めて、額縁の仕事を大切に過ごす所存です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えくださいませ。