diario
錫の色 11月30日
イタリア留学中に衝動買いした錫のポットが
いまは玄関の棚に飾ってあります。
なんとなく、中世の松明が掲げられた薄暗いお城の
大広間で髭モジャの領主が錫のジョッキで
土俗的なお酒をあおっている・・・そんな雰囲気が
わたしが勝手にイメージする錫でした。
先日おおきな画材店に行った時、新しい塗料が並んでおり、
金色銀色に混ざって錫色がありました。
これは買わずばなるまい!と購入して使ってみたのが
今回の額縁です。
錫の色。
銀ともステンレスとも鉄とも違う。
プラチナを柔らかくしたような、そんな輝きです。
クラシカルな額縁ですが、今回は我ながら珍しく
ワックスのアンティーク仕上げにはしませんでした。
「額縁とポートレート」展でギャラリーウィンドウに置いた
いわば「展覧会の顔」であった教会の写真のために作った額縁。
いかがでしょうか。
「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。右から2、上から6です。