diario
汚し楽し 10月01日
前回ご覧頂いた、17世紀にシエナで作られた額縁を
モデルにしたものが完成しました。
今回は仕上げの汚しを思う存分ほどこすことに。
ツルピカだった額縁をコテコテに汚していくのは可哀想な、
でも楽しい作業なのです。
何百年も昔からお屋敷に存在していて、ホコリがたまりつつも
繰り返し掃除され、部屋の模様替えで何度も移動させられた額縁。
もしかしたら屋根裏に仕舞われて、雨漏りや嵐の隙間風にさらされて
カビが生えてしまったこともあったかもしれません。
そんな風にたくましく生きてきた(?)額縁のイメージで作りましたが・・・
いかがでしょうか。
「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。右列上から3番目です。