diario
イタリアの小さな工房めぐり 9月17日
家族が衝動買いで持って帰ってきた本
「イタリアの小さな工房めぐり」をご紹介します。
イタリアには個人経営の手仕事工房が、今も現役で活躍しています。
こうした工房を紹介する本は沢山でていますが
また新しい本が登場し、手に取ったら最後。
我が家の本棚に加わりました。
紹介されてる工房は、イコン画工房、聖像工房といった
カソリックの国らしい工房、またはオカリナ工房(オカリナは
イタリアが発祥だとか!)やハンドメイド自転車工房
(さすがジーロ・ディ・イタリア開催の国)なども。
そしてもちろん!フィレンツェの額縁工房が登場です。
紹介されている額縁工房は、このブログでも何度か登場している
老舗額縁工房 MASELLI(マゼッリ)です。
古典技法額縁の作り方の流れが紹介もされていますし、
イタリアの人たちにとって額縁がどんな存在なのか
マゼッリ氏のお話から感じることができます。
作業風景の写真の中で、箔を切っている場面がありました。
箔床(箔台)に金箔を直接乗せず、紙を挟んだまま
ナイフを当てています。
実際の作業時に紙の上で切るとは思えませんし
おそらく説明するためのポーズと思われます。
他にもハープ工房、製本工房に鍛冶工房などなど
訊ねてみたい工房が沢山!
紹介されている工房の半分はトスカーナ州ですので、
この本を片手に気ままな旅をしたいなぁ・・・と
夢を広げています。
「イタリアの小さな工房めぐり」とんぼの本シリーズ
著者 大矢麻里
株式会社新潮社
2015年6月30日 第1刷発行