diario
ギッシリでスッキリ 9月10日
ふだん、全面純金箔で装飾もフルに入った額縁の
ご注文をいただく機会はそんなにありません。
ですが、atelier LAPIS の額縁教室では
古典技法らしいクラシックな額縁制作が人気ですので
複数の技法を盛り込んで、全面を箔で覆い、
強めの古色仕上げを指導する機会が多いのです。
楽しそうな生徒さんがうらやましくて、
わたしも古典技法らしい額縁を作りたい!との欲求がムラムラでした。
仕事の合間にガサゴソと、小さな額縁を作りました。
ギッシリ装飾を詰め込んで、思う存分たたいて汚してボロボロ風味。
石膏盛り上げ装飾も角も欠けて、箔もだいぶ磨りました。
家族は「さっきまで金でピカピカだったのに!」と不満気ですが
良いのです、だってこれが作りたかったのですもの。
「the 古典技法でボロボロ風味」な額縁を作ることができてスッキリ!
フィレンツェの修業時代を思い出しつつの気分転換でした。
「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。