diario
落書きいちばん 8月20日
額縁のデザインを考えるとき、中に納める作品とのバランス
ご注文くださったお客様のお好みや飾る部屋との相性が大切です。
要らない紙の裏側などに落書きのようにスケッチをしながら
徐々に整理して、まとまったら改めてデザイン画に描き起こします。
そしてまた、自分の自由にできる(ご注文品では無い)額縁の
デザインを考えるときは、額縁木地に直接スケッチをすることも。
ちょっとしたバランスや色のイメージも
実物の額縁木地の上で考えて、臨機応変です。
ボローニャ石膏の白い地の上に鉛筆で、ガサゴソと描いたり消したり。
オーナメントをあっちに乗せたりこっちに乗せたり。
そうして線を選んだらトレーシングペーパーに写してから
全体に転写してデザイン完成、一件落着。
・・・そのつもりが。
昨日の夕方「これで決まり!」と思っても
今日の朝見たら「なんじゃこりゃ」ということもあったりして
また描いたり消したり、あっちこっち。
デザイン画をきっちり描いた時は、制作中に迷うことは少ないのですが。
変更可能に気の向くままに作るので、迷いもまた楽し。