diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2015年7月 7月09日
じめじめと梅雨らしい梅雨の市が尾ですが
atelier LAPIS では今日も今日とて生徒の皆さんは
熱心に作業を進めています。
HAさんが精魂傾けて制作された双子の額縁が
完成を迎えました。
月曜コースに移籍なさる前、土曜コースの筒井先生のご指導で
完成した金の額縁、そして月曜コースで完成した銀の額縁です。
5月、すでに土曜コースで石膏磨きまで終わっていた木枠に
茶色に混色したボーロを塗りました。
そして外側から順に銀箔を水押しします。
銀箔には薄い膠水を使います。
一周箔を置いたら磨き、それから次の一周、
急がば回れの精神です。
そして最後の一周を終えて、根気の要る繕いもしっかりと。
チョコレートがだんだん包まれていくみたい!と
他の生徒さんも興味津々でした。
そして7月。長かった箔の繕いも終えてメノウ磨きで輝いた銀箔は
つや消しラッカーで保護し、ほんの少しの汚しを付けて完成しました。
ほんのりとした柔らかな銀と金。
金属的な輝きが抑えられて、上品な仕上がりになりました。
正方形なのも女性的な雰囲気に一役買っています。
竿を彫刻し、木枠に組み、石膏を塗り磨き箔を置いて・・・
まさにHAさん渾身の作です。
お疲れ様でした!
素晴らしい額縁を作って下さり、ありがとうございました。