diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2015年6月 6月11日
とうとう東京は今年も梅雨を迎えました。
古典技法では少々作業しづらい季節になりましたが
atelier LAPIS では皆さんいつも通りの熱心な制作が続いています。
月曜コースではグラッフィートに続き、流行している
「つーとん」模様がありますが、TAさんの「つーとん」第1号が
嬉しく完成を迎えました。
まず木枠を彫刻します。もちろん「つーとん」模様。
TAさんの初彫刻額縁でもあります。
最初は迷いながら恐々だった彫刻刀も、数時間で
コツをつかんでしまわれました!
彫刻後にボローニャ石膏を塗って磨きます。
装飾にプラスする模様を写本を参考に思案中。
模様は線刻で入れました。
そして純金箔を水押しして、線刻部分を磨り出し。
ボーロの赤と金のハーモニー、線刻した蔦模様も可愛らしく
とても華やかな額縁が完成しました。
アンティーク風に汚しをいれようか?
中にどんな作品を納めようか??
楽しい思案は続いているようです。
ただいま atelier LAPIS では、火曜、金曜、土曜の午後コースで
生徒さんを募集しています。
古典技法の額縁制作にご興味のある方、また黄金背景テンペラ画を
描いてみたいと思われる方、どうぞご見学にいらして下さい。
わたしが担当しております月曜コースは、現在満席で
キャンセル待ちをしていただいています。
新しい生徒さん募集再開の折には、またお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。