diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2015年3月 3月19日
2月19日にご紹介しましたグラッフィート技法は
TAさんの他にTOさんも着々と制作を進めています。
TAさんの額縁同様 まずは全面に金箔を水押し。
TOさんは中世ドイツの古い羊皮紙写本からのテンペラ模写です。
オリジナルは羊皮紙ですが 今回はボローニャ石膏地の板に
アレンジして石膏盛り上げ装飾も取り入れていました。
箔が乗らない周囲の部分も 羊皮紙風の色を塗ってから
徐々にテンペラ絵の具で金の上に色を加えていきます。
角の弁柄色 中央に濃い緑色と白が加わりました。
そして中央の濃い茶紫色が入ると いやぁかっこいい!
他の生徒さん方から「完成したらわたしに下さい!」
なんて声が上がっています。
わたしも欲しいです・・・。
更に濃い茶紫色を囲むようにしグレーを加えました。
徐々に金箔の面が隠されていきます。
さぁ外側の帯にも彩色され ドラゴンの目も入りました。
いよいよグラッフィートの掻き落とし作業のはじまりです。
細い金の線がきらきらと美しく輝きます。
中央の茶紫部分にもグラッフィートが施される予定。
長かった制作も終わりが見えてきました。
次回のレッスンで完成できるでしょう。
楽しみです!