diario
La nostalgia in Italia 2011 Venezia -Corridoio del Doge- 12月22日
イタリアの郷愁 2011 ヴェネチア -総督の回廊-
サン・マルコ広場にあるヴェネチア総督の宮殿 ドゥカーレ宮殿。
夕方の入場締め切り近くの時間になって入ってみることにしました。
現在の入り口は”porta della carta”(布告門))ではなく 海側にあります。
見上げると午後の光が当たる海側の壁に ゴシック風装飾の影が出来ていました。
並ぶクローバーがかわいい。
入ってすぐの中庭ではぐるり周囲を白で囲まれます。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会同様に白く軽やかな装飾。
4階建ての壁が迫っていても 花輪やリボン模様
そして広い開口部で威圧感は少ない印象です。
そして尖頭アーチをみると
ああここはフィレンツェからは遠い場所 ヴェネチアなのだと感じます。
そして続く回廊。
さまざまな時代 その時の権力者たちが密談をしながら
あるいは議論を声高に繰りひろげながら歩いたであろう場所は
熱気はすでに遠く 観光客の姿もまばらになっていました。
ここがヨーロッパ世界を動かす中枢のひとつだった時代があったことは確かだけれど・・・。
気の早いイタリア人 職員はすでに帰りたくてソワソワしています。
半分追い出されるようにして宮殿を後にしたら
外はもうすっかり黄昏時で このイタリア旅行最後の夜が始まったのでした。