diario
atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2014年12月 12月08日
今日ご紹介するMさんの額縁は
すでに9月に完成させていらしたのですが
すっかりご紹介がおそくなってしまいました。
額縁制作ははじめて 自分にできるか心配 と仰って
真夏にご入会なさったMさんですが
毎週の努力の甲斐あって 立派な額縁が完成しました。
Mさん 素敵な額縁を作って下さりありがとうございました。
木地にボローニャ石膏 濃茶色に着色
細枠に純金箔水押し装飾 植物文様はミッショーネで純金箔装飾
ワックスによるアンティーク仕上げになっています。
特にベースに濃い茶色を選んだのがこの額縁のポイント。
黒だと正統クラシックな雰囲気になりますが
茶色だとすこし優しい感じ そして現代風にも感じます。
完成間近 まだピカピカの出来立ての額縁をアンティーク風にするために
凹みを作る作業をしました。
丹精込めて作った額縁に傷をつけるなんて・・・と最初は恐々のMさんが
徐々に躊躇いが消えて真剣に傷を入れていく姿を見ていて
「むむ 良い度胸・・・」と内心とても感心してしまいました。
この凹みを作る作業に大切なのは 躊躇いを無くすこと。
最初はなかなか難しいことなのです。
そして打った跡の凹みにも それぞれの人柄が表れるのが
不思議でもあり 面白いところです。
11月に開かれました atelier LAPIS の展覧会に出品した
キャンデラブラム装飾額縁を
「works」内「classical」にアップいたしました。
どうぞご覧ください。