diario
La nostalgia in Italia 2011 Venezia -Un ricordo della cioccolata calda- 10月20日
イタリアの郷愁 2011 ヴェネチア -ホットチョコレートの思い出-
リド島の散策と帰りの船で海風にさらされて
冷えた身体にエネルギー補充をしましょう。
サン・マルコ広場にある これまた有名なカフェ
Caffè Lavena カフェ・ラヴェーナです。
ヴェネチア最古のカフェであるフローリアンより
遅れること30年 1750創業のこのお店もまた美しい内装です。
ゆっくり座って・・・も良いですが 今回はカウンターでささっと。
「un caffè perfavore!」コーヒーをひとつください!
あっという間に笑顔でサーブされたエスプレッソコーヒー。
ご存知のように イタリアでコーヒーと言えばこのエスプレッソです。
上の写真はお砂糖を入れて混ぜただけ。まだ口を付けていません。
ジノリの美しい小さなデミタスカップの 半分にも満たない量ですが
熱々で良い香り 砂糖を入れて甘くしたコーヒーは
何とも言えない幸せな美味しさです。
これが大きなカップにナミナミと入っていたら・・・?
長いコーヒー文化で培われたこの「ひとくち」が絶妙なのでしょう。
そえられたチョコレートとの相性も抜群でした。
ずっと以前に両親とヴェネチアを訪ねた時に
歩き疲れてぐったりと3人でこのラヴェーナに入ったことがあります。
その時にココアが飲みたいという父の為に 拙いイタリア語と英語で
ココアを注文したのですが・・・どうやらメニューにない様子。
「暖かいチョコレートドリンクをお願い!」と母が英語で言うと
上の写真と同じような白いジャケットに赤いタイのおじさまが考えた末に
「 D’accordo!」(了解!)そして「Eccolo!」(はいどうぞ!)と
持ってきてくれたのは この小さなチョコレートを何枚も沢山
ピッチャーに入れて温め溶かしてくれたものに 温かなミルクが添えられたセットでした。
メニューにないけれど機転を利かせてその場で答えて下さったことと
そのチョコレートドリンクの美味しかったことは 今も我が家の語り種です。
あのおじさま 今頃どうしておられるでしょうか。
旅先で親切にしていただいた思い出は いつまでも残ります。