diario
La nostalgia in Italia 2011 Venezia -Bel uomini 3- 9月01日
リド島の散策も終盤 夕方にサン・マルコ広場へ戻る
船バス乗り場に向かって歩いているとき。
ようやく人影もちらほらと見えてきました。
この島では観光客が少ない時期でもありましたが
ここで暮らしておられるだろう方々とすれ違う機会がありました。
裕福な方が比較的多い場所なのでしょうか
おそらく80歳近いとおもわれる とても上品な女性が
毛皮のロングコートに最新モデルのグッチのバッグを提げていたり
八百屋さんにならぶ野菜が丁寧に扱われていたり
また 広いお庭のある家がならぶ落ち着いた住宅街があったり。
道行く車が大きくて(イタリアの街中では小回りの利く小型車が多い?)
街路樹も手入れが行き届き 歩道がとても広くて安全。
イタリア大都会のチェントロ(旧市街)とはずいぶん違います。
いたるところに「余裕」が感じられるのが印象的でした。
そんな通りで見かけた男性。
黒のコーディネート。
ダウンコートのベルトを締めても このスタイルの良さ!
幅広のソフト帽も ちらり見える真っ白な髪もお似合いです。
スッと立ってサッとひらいた新聞に目を通す・・・
これを「きざ」と言うのでしょうけれど(笑)
シチュエーションも立ち姿も何もかもが美しくて
映画のワンシーンのようでした。