diario
我が家の瀬戸田レモン 7月14日
広島県の瀬戸内海の島 生口島の瀬戸田町には母方の古い家があります。
いまはだれも住んでおらず 横浜に住む伯母が手入れをしてくれています。
6月に法事があり ひさしぶりに瀬戸田の家をたずねました。
家の前には夏みかんとレモンの畑があります。
濃い緑の木に鮮やかな黄色のレモンが沢山実るすがたは
本当に美しくて そのぶん伯母の手入れの苦労がしのばれます・・・。
毎年この時期になると伯母が摘んでくれた夏みかんとレモンが沢山届きますが
今年は自分で収穫することができました。
畑に近づくともうほんのりと 柑橘系のさわやかな香りが漂います。
レモンの木は大きな棘が鋭く そしてレモンの森には蚊が沢山。
真夏のような陽気の中 長袖にゴム手袋はかかせません。
そして更に注意はカタツムリ!
突然木の上から落ちてきて驚かされるのには参りました。
(伯母曰く「カタツムリごときに驚いちゃ仕事にならない もう慣れちゃった」)
カタツムリが住むのは無農薬の証ですね。
広島の町育ちの伯母も浜っこの従姉もここではプロの畑人。
カタツムリ落下攻撃(?)にヒャーヒャー言うわたしを横目に
レモンと夏みかんがどんどん収穫されていきます。
わたしはエプロンに入るだけ採って 早々にリタイアしてしまいました。
自分で採ったレモンは それだけでも特別な気持ちがします。
採っただけ ですけれどね・・・。
せっかくなので美しい枝葉も一緒に。
高校時代の現代国語の教科書に載っていた
梶井基次郎の「檸檬」を思い出しました。
今にして思えば あの小説を読むには
16~18歳頃が適しているのかもしれませんね。