diario
atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2014年6月 7月03日
市が尾の古典技法額縁制作と卵黄テンペラの教室
atelier du LAPIS では 生徒さんそれぞれがご希望のサイズとデザインの
額縁を木地から作ったり お好きな画家の作品を模写したりと
合同個人レッスンのようなアトリエになっています。
6月に完成した生徒さんの作品をご紹介いたします。
まずはTさんの作品から。
木地にボローニャ石膏 四隅に盛上げ装飾 中央部に磨り出し装飾
赤色ボーロに純金箔の装飾。
仕上げも最後まで古典技法で!とのことでシェラックニス仕上げです。
このニスはatelier du LAPIS主催の筒井先生お手製の
「本物のシェラックニス」を特別に使わせていただきました。
沢山の技法を習得したいとのことで 側面にもミッショーネ
(箔用の糊)を使った装飾を入れています。
とても豪華で男性らしい額縁が完成しました。
そしてIさんの額縁とビーズ作品。
月に一度のレッスンで根気よく丁寧に制作された額縁です。
木地にボローニャ石膏 四隅に石膏盛り上げ装飾
内側 ライナーと四隅に純金箔装飾。黒に彩色。
ワックスによるアンティーク仕上げです。
ビーズの作品はイタリアのラヴェンナにあるサン・ヴィターレ教会の
モザイク壁画をモチーフにされたとのこと。
このビーズの輝きは写真で見るより実物のほうが
ずっと深みがあり 美しさも倍増でした。
TさんIさん お疲れ様でした!
素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます。
今年11月初旬に銀座で作品展を開催する予定です。
お二人の作品もほかの生徒さん作品と一緒に出品予定(恐らく!)ですので
銀座にお出かけの際にはお立ち寄り頂けるよう
またご案内申し上げます。