diario
まだまだ元気 4月24日
鉛筆より細いくらいの軸に取りつけられたメノウ石は
削りたての鉛筆のようにピシリと尖っていて
その繊細な先端で 水押しで貼った箔の上に
細かい模様を入れる事ができた 大切な道具です。
先日つい手を滑らせて床に落とし
このメノウ棒の命 先端を壊してしまい
3ミリちかく短くなってしまいました。
どうしよう!
さて・・・新しいものを買いましょうか?
いえいえ 少し悩みましたが研ぎなおしてみることにしました。
彫刻刀用の荒砥石で角を落として仕上げ用の砥石で磨き
さらに耐水サンドペーパーの5000番で仕上げました。
最初はどうなることかと思いましたが
数時間の作業で先端を整えることができました。
メノウ石を研ぐのは初めてでしたが
貴石の中でも比較的柔らかいとされるメノウなので
心配したより難しくはありませんでした。
ちょっと不恰好ですが 必要な「とんがり」は
無事に復活させることができました。
メノウ石の絶妙な硬度が金を磨くにも 硬すぎず柔らかすぎず
「これが一番」という相性を生み出しているのでしょう。
箔の道具と並んだ姿を見て一安心!
メノウ棒よ
まだまだ元気に 引き続きよろしくお願いいたします。