diario
役割は変わっても 2月24日
額縁に入れる模様がきまったら
原寸大の型紙をつくって カーボン紙で
額縁に描き写します。
四角の額縁の場合 最低4回多ければ8回は
デザイン線をなぞって転写する必要があります。
以前作った額縁と同じデザインで・・・という場合
繰り返し繰り返し同じ型紙を使います。
それぞれの方法があるかと思いますが
わたしはこの方法で通しており
型紙はとても大切な宝物になっています。
たとえばボールペンやシャープペンシルで
線をなぞることも勿論可能ですけれど
型紙にいくつも線がついて オリジナルの線が
行方不明になったり 型紙も傷みが早いようです。
そんな時に登場するのが ガリ版用「鉄筆」。
以前 骨董市で見つけたデッドストックのものです。
これならペンのようにインクの線が付きませんし
比較的軽い筆圧でも きちんと転写できます。
筆記用具として作られていますので 使い勝手も抜群。
ガリ版は いまはもう見かけることもなくなった謄写版技法ですが
わたしが小学校に入ったばかりの頃は まだ使われていて
父兄へのお知らせや漢字テスト 文集などになった
ガリ版印刷物の わら半紙とインクの匂いを覚えています。
ちなみに 謄写版技法はエジソンの発明なのですって!
知りませんでした。
わたしの手元にある「鉄筆」3本は 役目は変わりましたが
未だに絶賛大活躍中。
骨董市で買った実用品で 一番の働きものです。