diario
ひとりきりで 11月28日
イタリア ルネッサンス期の画僧フィリッポ・リッピが
描いたテンペラ画「聖母戴冠」は フィレンツェにある
ウフィツィ美術館の至宝のひとつです。
わたしがフィレンツェ留学当時に住んでいたアパートの
すぐ近くにあるサンタンブロージョ教会の為に描かれたとか。
留学当時は毎日のように前を通っていた教会です。
それだけで何やらこの作品に対する愛着も増すようです。
L’incoronazione della Vergine,1441~147 Fra Filippo Lippi
Galleria degli Uffizi,Firenze(画像はwikipedia より)
この作品からテンペラで部分模写をしました。
中央下段右寄りの 緑色のドレスでうつむく女性です。
原作は群像ですが 模写はひとりきりで。
だれかモデルがいたのでしょうか。
背後で行われている聖母の戴冠式をよそに
心ここにあらず 物思いにふける女性。
謎めいています。