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ただ なんとなく 再び 9月09日

 

骨董市に行って「古いものを買う」ことを始めたばかりの頃

ただ なんとなく買った木製の歯車がふたつあります。

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手のひらに乗る程度の小さなものですが

ノミ跡も墨の線も残っています。

小さな歯を一つ一つ丁寧に仕上げてあります。

 

かつてはずいぶん働いたであろう擦り切れた歯。

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500円と900円。

骨董市ではもうすこし安く手に入れたように思います。

いまはもう歯車としての役には立たない古い歯車。

 

 

結局のところ わたしは古いものを手に取ってしまうと

そして その作者や使用者の「誠実な痕跡」を見つけてしまうと

いてもたってもいられなく愛しくなって

使う目的もなく買ってしまうようです。

(もちろん小遣いで手軽に変える程度の小さなものですが。)

 

毎日こつこつと木を彫って 歯車を作った名もない人。

歯車と一緒に その人の心もここに残っています。

 

 

落ち着かない気持ち 9月09日

 

額縁が完成して 作品を額縁に納めるとき

そして裏蓋を留めたり金具を付けたり・・・

いつも使うネジがあります。

ステンレスの丸頭 2.1×10

小さなものなので数100個単位で買って

空き瓶に入れておき いつでも使えるように。

なにはさておき KANESEIにこのネジは欠かせません。

kako-ej8LaPTbgBuSg8GG[1]

最近 瓶の中が減って来ました。

本当はこの瓶が8分目くらいまで

ネジで一杯になっていると安心です。

ネジが減って瓶が軽くなると

意味もなく瓶をジャカジャカと振ってしまったり。

 

予備は邪魔だから とか 必要なときに必要な分を

という考え方もあって それぞれとしか言えませんが

在庫がなくなるギリギリまで次を準備しない・・・

というのは なんだか落ち着かない気持ちになっていまいます。

ネジに限らず いつもの石膏や膠のパック

せっけんやお醤油 靴下なんてものも。

とりあえず「新品の予備がひとつ以上ある」というのが

わたしの安心の目安のようです。

なぜでしょうね。

 

そろそろネジを発注する時期です。