diario
La nostalgia in Italia 2011 Firenze -Duomo2- 4月15日
花の都フィレンツェの象徴 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は
遠くからも見えるオレンジ色のクーポラ(円蓋)が印象的ですが
近寄ってみると じつは様々な装飾で埋め尽くされています。
ピンクとペールグリーンそして輝く白の大理石モザイクは
とても繊細で ひとつひとつの仕事を考えると
一体何人の職人がどれだけの時間をかけて細工をしたことか!
その膨大な時間と誠実な作業に感動します。
巨大な扉では こんな愛らしい天使が迎えてくれます。
凝ったファサード装飾に比べて 内部はシンプルではありますが
信者が祈り 自分の内面と対峙する場と考えるなら
いっそ控えめな装飾が相応しいとも思えます。
この聖堂内で 数えきれない人たちが
想像を超える回数の祈りをささげ
助けを求め 感謝し 心を落ち着かせたことでしょう。
それら人々の「濃い心」が降り積もり沁み込んだような
厳粛な空間でした。