diario
審判の歯 2月04日
突然ですが 親不知の歯はありますか?
イタリア留学中に 右下顎に生えかけていた親不知が
突然痛み出して 歯医者さんに駆け込んで
抜いてもらったことがあります。
とても腕の良い大学病院の先生で
変な角度に生えていた歯はすっかり抜けました。
ところで・・・
イタリア語で親不知の歯を何と呼ぶかというと
「審判の歯」(Denti del giudizio) と言います。
(denti・・・歯(複) giudizio・・・審判)
なんとも重々しい名ですね。
生えるか生えないか・・・知る由もなく
審判を受けるようなこと ということでしょうか。
親不知が痛み出したころ ミケランジェロのフレスコ画「最後の審判」を
イタリア語で「Il giudizio universale」と呼ぶことを覚えたばかりで
親不知と一緒になって忘れられない単語になりました。