diario
La nostalgia in Italia 2011 Firenze -Trattoria Sostanza- 10月04日
イタリアの郷愁 2011 フィレンツェ -トラットリア・ソスタンツァ-
フィレンツェに来たならば ぜひ・・・いえ「必ず」
行きたいと思っていたトラットリア(食堂)があります。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会からほど近い
“Trattoria Sostanza” 直訳すると『物質食堂』でしょうか。
あまりに直訳すぎますが いわばシンプル至上主義。
フィレンツェの郷土料理で有名な老舗店です。
古いながらも大変清潔なお店。
真っ白なクロスがかかったテーブルは 基本的に相席です。
夕食にしては早い時間だったので まだお客様もまばらですが
この後すっかり満席になり 外には行列ができていました。
まずは前菜に お店の名物「アーティチョークのオムレツ」
ふわふわでとろける卵にアーティチョーク(朝鮮アザミ)が包まれています。
卵にはしっかり火が通っているのにまったく固くありません。
このふわふわ仕上げがプロの技なのです。
ワイン片手にメインディッシュは「ステーキ」です。
トスカーナ州名産のキアーナ牛の炭火焼き
“La bistecca alla Fiorentina”
骨付きですが600gはあります。
この日は二人でシェアしましたが 一人でも平らげてしまえそう。
霜降りではなく 美しい赤味のレアステーキは
口に脂が残らず 胸焼けの心配もありません。
お店の名前の印象があるからか なんだか
「生きるために物質を摂取する最高の方法」で調理されているような・・・
身心に行き渡る美味しさでした。
そしてデザートには野イチゴの砂糖&白ワインかけを。
ご覧のように 白いテーブルに白いお皿
飾り気も無いけれど 味で勝負です。
あまりの美味しさに唸り続けた2時間でした。
ちなみに フィレンツェ最後のランチにもまた
この “Trattoria Sostanza” に駆け込んで
最後のシンプル料理を堪能しました。
思い出しても口の中がおいしい記憶で一杯です・・・。
データ : ”Trattoria Sostanza”(トラットリア・ソスタンツァ)
Via Porcellana, 25/r, Firenze, Italia
tel 055.212691