diario
二つの喜びをもって 9月27日
ひとり気ままに好きな額縁を作り始めると
いつも小さな額縁を作ってしまいます。
元来小さなものが好きなこともありますが
大きな額縁に比べれば作業時間が少ないので
思いついたデザインを「ぱっ」と形にでることも
理由の一つかもしれません。
そうして完成した額縁は 思い描いた通りだったり
予想外の雰囲気に変身していたりと
わたし自身もどんな額縁が完成するか分からない
ある種の特別な楽しみもあります。
お客様からオーダーを頂いて 設計やデザインを図面にし
心構えを持って制作した額縁をお届けできる喜びと
実験的な勝手気ままな額縁制作の喜びと
2つの喜びの作業を良いバランスで続けられることが
額縁職人としての理想の仕事・・・と思っています。
今日ご覧いただく額縁も そんな「勝手気まま」に
好きなデザインと色で作ってみた額縁です。
金のリボンがくるくると踊ります。
額縁の表情も なんだかわたしの心の状況を映して
のんびりした雰囲気を漂わせているような気がします。
* 「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。