diario
La nostalgia in Italia 2011 Firenze -La mia vecchia casa- 9月10日
イタリアの郷愁 2011 フィレンツェ -わたしの懐かしい家-
フィレンツェ市内の東にあるサンタ・クローチェ教会から
北東に上がったところにある通りの41番地に
わたしが下宿していたアパートがあります。
とても古い建物で なんでも1600年代に建ったとか。
懐かしい入り口は今も変わらず木の扉。
転々と引っ越しをせざるを得ない友人たちが多いなか
ずっと一か所に滞在できたわたしは とても恵まれていました。
リビングには中庭に面しておおきな両開きの窓があって
真白い壁と高い高い天井のある 明るい家でした。
ドイツ人女性の大家さんは音楽家で ピアノが置いてあり
わたしも自由に弾かせてもらえました。
このピアノの存在にどれだけ慰められたことか!
でも 表札にはすでに大家さんの名前はありませんでした。
ドイツに帰国されて 幸せに暮らしておられるのでしょう。
この家に住むことによって わたしが得られた
日々の生活 友人との楽しい団らんや食事の時間 また
安心して勉強に取り組む事が出来た時間・・・
全てが かけがえのない幸せなものでした。