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La nostalgia in Italia 2011 Firenze -Cipresso- 7月30日

 

イタリアの郷愁 2011 フィレンツェ -糸杉のある風景-

 

わたしにとって ローマを思わせる木が笠松なら

フィレンツェでは糸杉(cipresso)を思い出します。

細くまっすぐに繊細に空に向かって伸びる糸杉をみると

フィレンツェ郊外の小さな教会 サン・ミニアート・アル・モンテ教会に通じる

坂道を 夕方に上ったことを思い出すからです。

この坂道からは そこかしこに糸杉が見え

教会の美しいファサードと糸杉に夕日が当たって印象的な風景でした。

 

糸杉は死を象徴すると聞きます。

あまり良くないイメージがあるかもしれません。

でも フィレンツェはルネッサンス発祥の街。

ルネッサンスは「再生」を意味する言葉ですから

「死」から「再生」へつながると思えば

糸杉を見てフィレンツェを思い出すというのも

そう悪いものでもない・・・と思っています。