diario
La nostalgia in Italia 2011 Roma -Il pensiero del’imperatore Adriano - 6月11日
イタリアの郷愁 2011 ローマ -ハドリアヌス帝の思想-
現在は聖天使城「Castel Sant’Angelo」と呼ばれるこの城塞は
当初はハドリアヌス帝が自身の霊廟として建設を始めましたが
西暦139年(次期皇帝時代)完成後まもなくから
長らくの間 要塞や牢獄として使われていたとか。
ハドリアヌス帝はどう思っておられたやら。
わたしが訪ねた時はすでに恐ろしげな役目も終え
中世写本の展覧会が開かれたり ティーラウンジがあったり
観光客も地元の人も憩う場所になっていました。
屋上には名前の由来の聖天使像が。
ライトアップで光と影のコントラストが強調され
躍動感あふれる まさしくバロック的迫力です。
そしてヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を望む美しい夜景。
ハドリアヌス帝と言えば 以前ご紹介したパンテオンも
この霊廟同様にハドリアヌス帝によって建てられたものです。
http://www.kanesei.net/2011/12/26.html
そしてローマ郊外には有名なヴィラ・アドリアーナ
(ハドリアヌス帝の別荘)もあります。
パンテオン 霊廟 そしてヴィラ・アドリアーナの「海の劇場」
と呼ばれる人工池・・・すべて共通するのは「円形」と言うこと。
美術や建築 文学に造詣があり 思慮深い皇帝だったとか。
皇帝の哲学 目指していた美の姿が垣間見られるようです。