diario
額縁の本 小笠原尚司著「額縁への視線」 4月12日
先日 atelier du Lapis の額縁教室の生徒さんとお話に
この「額縁への視線」という本が出ました。
Lapisの本棚に1冊あり わたしも数年前に購入しています。
日本の一般的な書店で手に入る 日本語による額縁の本は
この「額縁への視線」と「額縁と名画」かと思います。
(「額縁の本 ニコラス・ペニー著『額縁と名画』」
http://www.kanesei.net/2009/09/08.html )
「額縁と名画」はイギリスのナショナルギャラリー所蔵品をメインに
イギリス人著者によって書かれている内容であるのに対し
「額縁への視線」は日本で長年額縁制作に携わり
日本での額縁の歴史 国内外マーケット事情 傾向等を深く理解した
著者による内容というのが大きな違いです。
本書には額と額装の歴史やデザインをはじめ
ヨーロッパと日本における額縁と額装の違いの紹介もあり
大変興味深い内容です。
実は先日 偶然にも著者の小笠原尚司さんにお会いして
すこしお話をさせて頂く機会がありました。
「額縁はインテリアの一部ですからね」とおっしゃった一言が
とても印象に残っています。
額縁はインテリアであるということ・・・初心に帰りました。
データ : 「額縁への視線 額装というデザイン」
著者 小笠原尚司
株式会社八坂書房
2008年7月15日 第1刷 発行