diario
La nostalgia in Italia 2011 Roma -Pinus pinea- 3月29日
イタリアの郷愁 2011 ローマ 笠松のある風景
イタリアは日本同様に南北に長い国土ですので
都市ごとに気候風土が違い 風景も大きく変わります。
ローマの風景で思い出されるのは 笠松のある風景。
この木を見ると 「ああ ローマに来た」と実感します。
日本の松とはずいぶん違い 傘を開いたような形。
剪定された形はなく 樹齢30年ほどで上部が開くのだそうです。
日本の松は海辺や城下にあって 湿度を含んだ印象ですが
笠松は比較的乾いた暖かい土地に向いた性質だそうなので
ローマは最適な環境なのでしょう。
この写真はフォロ・ロマーノで撮影しましたが
遺跡の灰色と笠松の常緑のコントラストが綺麗でした。
おそらくフォロ・ロマーノが栄えていた時代にも
風景には笠松は今同様にあったでしょう。
カエサルも ハドリアヌスも 見ていたであろう
笠松のある風景です。
古代ローマには笠松を詠った詩人がいたかもしれません・・・