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中世ヨーロッパの服装 Le Costume Europeen 2月20日
この本は書店ではなく雑貨店で手に取りました。
中世の騎士 王侯貴族や裕福な商人 また農民や道化師まで
当時の最新流行ファッションが美しいカラー図版の
文庫本サイズで見ることができます。
オールカラーなのにお手軽価格(¥300)も魅力の一つ。
実在の人物の肖像画を基にした図もあって
彼らのおしゃれに対する情熱も逸話として載っています。
16世紀のダランソン侯爵は豪華な宝石と
珍しい鳥の羽飾りの帽子をかぶって
「優雅な男性の模範となった王子の一人」と紹介されています。
また 17世紀市民の服装では 贅沢品の使用が
減ってきた時代にしゃれた襟飾りやブーツを履いて
「彼らの服装は法令違反であった」など。
服装からも当時の情勢や大きな階級差が見て取れます。
下の写真は15世紀の騎士と庶民の服装。
装飾的な図版が美しいページです。
データ : 「中世ヨーロッパの服装」
著者 オーギュスト・ラシネ
株式会社マール社
2010年4月20日 第1刷発行