diario
クレーの食卓 12月19日
芸術家と食事にまつわる本を見かけると
つい手に取るようになりました。
もともと食べること・料理することに興味があったクレーは
若いころにイタリア旅行をして以来
リゾット(イタリアの米料理)を得意料理としていたそうです。
大切な友人のために作ってごちそうした記録が残っているとか。
クレーの人生は辛い時期が多かったけれど
こうしたエピソードを聞くと 少し心が温まります。
下の写真は焼きリンゴのページです。
クレーは 戦争中に従軍先で書いた日記に
「りんごがあったら・・・というのが最大の望み」と
残しているほど リンゴが好きだったそうです。
この写真の リンゴの赤とクロスの灰茶色が
クレーの絵を思わせる配色に感じました。
データ : 「クレーの食卓」
林 綾野 新藤 信 日本パウル・クレー協会
株式会社講談社
2009年3月6日 第1刷発行