diario
モネ 庭とレシピ 8月29日
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モネの作品と言って思い出すのは 睡蓮やルーアンの聖堂など
明るい色彩で描かれた風景が主な印象ですが
果物やタルト シロップ漬けの桃の瓶などの静物
食卓を囲む家族の風景など 食にまつわる作品も描いています。
食に対する思い入れも人一倍で レシピをまとめた
ノートを6冊も作っていたそうです。
写真で見るあの大きなお腹も納得ですね。
ジヴェルニーにある 有名なモネの邸宅と美しい庭
そして食にまつわる作品の数々とレシピが載った本です。
モネのプライベートな空間である家とお気に入りの料理など
作品からだけでは分からない モネの人物像も垣間見えます。
学生時代に1度だけ ジヴェルニーのモネの家を
訪ねる機会がありました。
夏の終わりの暗い雨の日でしたが この黄色い食堂の
あまりに鮮やかな色は とても印象深く覚えています。
何もかもが黄色い食堂で摂る食事・・・どんな気分でしょうか。
そんな部屋でモネが家族と囲んだであろう料理として
きのこを使った一皿が紹介されています。
もうすぐ秋 きのこが美味しい季節です。
さっそく作ってみようと思います。
データ : 「モネ 庭とレシピ」
著者 林 綾野
株式会社 講談社
2011年1月21日 第1刷発行
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