diario
わたしの額縁 故郷 4月28日
イタリア フィレンツェのサンタクローチェ教会から
程近いところにある額縁店。
マッシモ・フランカランチ氏の工房兼お店です。
このお店の奥にある工房で毎日4時間
額縁製作を手伝い 学びました。
整理整頓もあまりされておらず 目立つお店ではありませんが
個性があり 職人を近くに感じられる穏やかな
そんな工房兼お店です。
わたしの額縁製作の出発点。
Corniceria dell’Agnolo di FRANCALANCI M.
VIA DELL’ AGNOLO 17 R
50122 – FIRENZE (FI)
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春の戴冠 4月25日
我が家の小さな庭は 春の花と若葉で溢れています。
白い花が多いことに今日気付きました。
一重の山吹 アイリス クリスマスローズ
紫の花は・・・名前を忘れてしまいました。
タイトルの「春の戴冠」は辻 邦夫が書いた
ボッティチェリを題材にした長編小説です。
学生時代に読んだきりなので また読み返したい
と思いつつ なかなか辿り着けません。
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気付いてしまった謎 4月21日
きっと・・・
ただ単にわたしの思い込みでしょうけれど。
デジタルの時計をみると 高確率で
ゾロ目に出会います。
5:55 とか 22:22 とか。
ゾロ目が見て欲しくて呼んでいるのでしょうか。
ふと見るとゾロ目 という謎。
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セピア色のサンタ・クローチェ教会 4月18日
変色した古い写真葉書は アンティークショップで偶然見つけました。
イタリア・フィレンツェにあるフランチェスコ会のバシリカ
サンタ・クローチェ教会です。
教会の左側の道から広場を突っ切って
Borgo Santa Croce (サンタ・クローチェ通り)にある学校
“Palazzo Spinelli” へ通っていました。
撮影した時期は不明ですが 私の記憶にある
サンタ・クローチェ教会と変化は見つかりません。
思い出深い場所。
どんどん遠くなる記憶・・・
空想の植物 4月14日
はじめてのデザインを彫り終わってみたら
当初はアカンサスの葉のつもりでしたが
なにやら空想上のモチーフに変身してしまいました。
天狗の楓のウチワ ではありません・・・。
* 「works」ページ内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。
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春の森の下で 4月11日
そして今年も桜の満開を迎えました。
青空に映えています。
桜の森の下で 子供も大人も沢山の人達が
にぎやかに休日を楽しんでいました。
ボールを追いかける男の子とお父さん
車椅子から花を見上げるお年寄り。
いつもより感慨深い春の風景です。
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1本の蝋燭 4月07日
夜 暗い部屋で蝋燭をともしていてふと
高島野十郎の作品を思い出しました。
野十郎作品に描かれている炎は
現実に目の前に見えている蝋燭の炎より
ずっと明るく力強く描写されています。
まるで命あるもののように揺らめいて
周囲をとても明るく照らしています。
生涯ひとりきりで人里離れて暮らしていた野十郎が
火の灯った1本の蝋燭の絵を何枚も何枚も
描き続けた気持ちが・・・少しだけ理解できたような気がしました。
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冬の午後 アムステルダム 4月04日
この写真のタイトルは “冬の午後” です。
オランダ・アムステルダムにある水路から撮った写真を
画用紙のような台紙に刷った葉書。
撮影者はBernard F.Eilers (1878-1951)
観光の記念に出す手軽な葉書というより
写真の作品として扱いたい1枚です。
ヨーロッパの曇った冬の午後 雪の積もる岸
霧のかかった凍てつく空気 黙々と働く水夫・・・
撮影年月日の記載はありませんでした。
S WINTERS NAMIDDAG Amsterdam-Singel Bernard F.Eilers
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