diario
道具の美 11月29日
古典技法の絵画制作や額縁制作では
作家自らが道具類を作ることもあります。
手に入れ難い道具が多いということもありますが
それ以上に 自作した道具の使い心地の良さ
何より「道具作りが好き」というタイプの人が
多いように感じます。
わたしの黄金背景テンペラ画の先生である
有森正先生が作られたメノウ棒(箔を磨く道具)は
道具でありながらも 実用一辺倒ではなく
芸術品のように美しく 味や趣があります。
制作に対する情熱は作品だけではなく
道具類にも及んでいます。
道具類からも作家の個性が感じられる
使う道具までが美しい・・・
わたしの目標です。
有森正先生のHP : http://www.arimori-sei.jp/index.html
有森正個展 東日本橋で開催中(12月8日まで)
http://www11.ocn.ne.jp/~kanekoag/kaneko/2010/101122/arimori1122.html
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