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額縁の本 「LA CORNICE FIORENTINA E SENESE」 5月31日

 

久しぶりに額縁の本のご紹介です。

こちらの本にはイタリアのトスカーナ州にある街

フィレンツェとシエナで作られた額縁の歴史

そして修復技術について書かれています。

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イタリアの額縁と一口で言っても

地方と時代によってそれぞれの特徴がみられますが

それをフィレンツェとシエナに特化し

さらにサイズや断面図なども挙げてあり

製作方法も一目で理解することが出来ます。

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また 箔や彫刻が施された額縁を修復する方法も

材料・技術・手順を図版とともに説明しています。

修復技術は日進月歩で この本に記載されている方法は

必ずしも今現在使われているとは言えませんが

修復の基本やポイントは今も変わりません。

いままでご紹介した額縁の写真集などに比べ

額縁をより具体的な形として見る為に参考となる一冊です。

データ : 「LA CORNICE FIORENTINA E SENESE

                      storia e tecniche di restauro」

       著者 Renato Baldi 他

       ALINEA editrice s.r.l. Firenze

                  1992年 第1版発行

5月の花嫁 5月27日

 

幼馴染の友人が結婚しました。

彼女のことは以前にもお話したことがありますが

わたし達は同じ年に生まれ同じマンションで育った

お互いが人生ではじめての友達です。

 

クリスチャンの家庭に育った友人は

結婚も教会での式を選びました。

本当の祈りの場であり 厳かでかつ暖かな雰囲気の中

とても心のこもった素晴らしい式でした。

牧師先生のお話も印象深く心に残っています。

2010518

「旅に例えられる人生において 辛いことも嬉しいことも

共に感じて支えあえるパートナーがいることは何よりの幸せ・・・」

ゆきちゃん 結婚おめでとう。

荻 太郎・佐野ぬい 二人展 5月21日

 

画廊るたん銀座開設10周年記念の展覧会のお知らせです。

荻太郎先生の作品11点にKANESEIの額縁を

使っていただいております。

ogui

「荻太郎・佐野ぬい 二人展」

6月7日(月)から19日(土)まで 13日 日曜休み

11時から19時まで 最終日17時まで開廊

http://www.gallerys.jp/town/tokyo/rutan/now.html

銀座6丁目 東武ホテルのすぐ近くです。

銀座へお出かけの際にはぜひお立ち寄り下さい。

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ささやかな楽しみと慰め 5月17日

 

5月病 なんて言いますが 

大きな仕事や新しい環境でのモヤモヤとした気持ちが

心のなかに滞ってしまうことは あるものです。

気分新たにリセットする方法は人それぞれ。

わたしにとっては LADUREE のお菓子も方法のひとつです。

「まぁまぁ これで一息ついてくださいな・・・」と

自分に小さなプレゼントをします。

LADUREE については何度かお話させて頂いていますが

相変わらずわたしのささやかな楽しみ・・・。

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ちいさなお菓子一箱で気分が楽になるなんて

我ながらお気楽といいましょうか 

つまり わたしは幸せなのだと思っています。

アンティークカードの額装 5月14日

 

先日ご覧いただいた「ピンクとリボンと水玉」の

額縁が完成しました。

古いフランスのクリスマスカードの額装です。

飛び出す絵本のように立体的な作りになっていて

付属のレースやリボンもとても繊細で美しいカード。

ピンク ベージュ 金 リボンにレース・・・

甘い砂糖菓子のような額装が出来上がりました。

tobidasu-card2

今回はカードと共に 背面に使った布もお客様から

「このピンクの布を使って欲しい」とお預かりしました。

楕円の窓もご希望のひとつ。

また このお客様のお部屋の雰囲気も事前に

知らせていただいたり お好みもお聞きしました。

こうして全てをご希望に合わせて仕上げるのも

世界に1つだけのフル・オーダーメイドならではです。

作らせていただくわたしにとっても 大変楽しい作業でした。

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骨董ボタン2種 5月11日

 

19世紀フランスで作られたという古いボタンです。

どちらも1センチに満たない小さなもので

真鍮と乳白色のガラス。

1つずつしか残っていなくてペアに出来ず残念でしたが

ピアスに作り直してもらおうと思っています。

左右の耳に違うデザインのピアスをつけるのも

面白いでしょう。

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踊る駱駝 5月07日

 

アジアとヨーロッパの境の国のラクダ。

お客さんを待つあいだ 

延々とステップを踏み続けていました。

右左右左 1.2.1.2.・・・

じっと座り込んでいる飼い主のかたわらで

駆け出したいのを我慢しているのか

鼻歌を歌いつつ踊っているのか。

さびしそうな 楽しそうな 滑稽なような 悲しそうな

そんなラクダでした。

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ピンクとリボンと水玉と 5月04日

 

ピンク リボン 水玉模様・・・

今日ご覧頂いている製作途中の額縁は

これらのモチーフを取り入れて愛らしい雰囲気にする予定です。

ribon

上部にあるリボンは 骨董市で買った金具から型取りしたもの。

ずっと手元にありましたがようやく活躍の機会に恵まれました。

お客様のお好みに合わせた正真正銘(?)の

フル・オーダーメイド額縁です。

小さな紙片に籠められていること 5月01日

 

あたらしく出会った方に最初にお渡しするのが名刺です。

ちいさなカードですが 個人の名刺の場合は

その人の第一印象を左右することもある大切なもの。

緊張する一瞬でもあります。

また 頂いた名刺を後日改めて見てみると

その方の表情や雰囲気とともに 

お会いした場所の様子まで思い出すことがあります。

 

今はとても便利な時代で 自宅のパソコンで

好きにデザインしてすぐに印刷できます。

でもいつか・・・活版印刷のかすかな凹凸がある

ぬくもりの感じられる名刺を持ちたいと思っています。

meishi