diario
つかの間の預かり物 1月23日
お正月明けに行った骨董市で
とうとう自分用の小引出しを手に入れました。
お客様の小引出しの取っ手を作り 内心どこかで
わたしも自分の小引出しを持ちたいと思っていたようです。
我が家へ来た小引出しはめずらしく引出しが6杯。
すべて杉の無垢材で内部の板もしっかり厚みがあります。
釘も木釘です。とても良い造りでした。
かなり使い込まれた様子で引き手はオリジナルではありません。
ガタつきも緩みもありませんので 表面のお化粧直しを。
色を注してワックスで磨くと だいぶ落ち着いた様子になりました。
引き手を作り変えようか・・・? おいおい考えることにします。
それもお楽しみのひとつ。
古い物との出会いはご縁とタイミングですね。
運命とまで言うと大げさですが この小引出しを含め古い物たちは
わたしが生きた年月より長い時間を過ごしてきた今
こうしてわたしの元へ来ることを「選んでくれた」ような気がして
いつもながら不思議な気持ちになります。
そしていつかまたわたしの手元を離れて次ぎの持ち主へ。
それまでつかの間の預かり物なのかもしれません。