diario
pergamena 羊皮紙 その5 下描き 12月29日
8月 夏の盛りに実習で作った羊皮紙ですが
秋が過ぎ冬真っ只中になってようやく下描きを終えました。
作業不足からか 数ヶ月寝かせていたせいか
夏頃より羊皮の脂肪分が表面に浮いている手触りなので
八木先生(羊皮紙工房主宰)のお話に従って
マニキュア除光液を含ませたコットンで拭いてみました。
程よく脂肪分が拭われ 少々気になったニオイも
ずいぶん取り除くことが出来たようです。
下描きしたのはフィレンツェのサン・マルコ美術館所蔵
フラ・アンジェリコの細密画「ミサ典書」から受胎告知の場面。
次に待つは金箔の下準備です。
今回選んだ絵は金の面積が広いので 第1試作にしては
ハードルが高かったかもしれないと心配もしつつ
八木先生の「羊皮紙工房」内「装飾写本の作り方」を参考に
http://www.youhishi.com/manuscriptmaking.html
自己流を加えて なんとか作業を進めてみようと思います。