diario
引き継がれていく宝物 12月21日
ひさしぶりに寄った骨董店で
可愛らしい指物の引出しを見つけて手に入れました。
文庫本程度のちいさなものです。
たばこ用でしょうか 上部には小物を並べ
下の引出しにはマッチを入れたのかもしれません。
いつもながら職人の技には感嘆する思いです。
釘を一本も使わず組み上げる指物の技術で作られており
年月を経た今も引出しはスムーズに動き 緩みもありません。
2000円という驚くような低価格で買うことが出来ましたが
作った職人さんを想うと申し訳ないようです。
溜まっていた埃を取り除いて 引出しを裏返してみたら
微笑ましい落書きが見つかりました。
ピンクのクレヨンの絵(?)と鉛筆で「さき」の名前。
おままごとで遊ぶには丁度良い大きさだったのでしょう。
さきちゃんからバトンタッチ わたしが大切に使わせていただきます。