top » diario

diario

格子窓の風景 それぞれの人生 11月21日

 

近代的なビルが並ぶベルリンの街角にとつぜん

ひっそりと忘れられたような古いマンションがありました。

外壁は傷んで ところどころ苔が生えているような状態。

窓枠のペンキは白だったり茶色 緑とどれも色が違います。

良く見ると窓上壁面の装飾もルネッサンス風で変化があったり。

全ての部屋の格子窓から生活観が感じられました。

それぞれ職業も年齢も 考え方も違う人達が暮らす・・・

この窓一つ一つに住人の個性と人生が見えるようです。

彼らはいま 幸せを感じて生きているか?

「人生とはこんなもの」と思いつつも努力している?

 

今年はベルリンの壁が無くなってから20年目に当ります。

このマンションはドイツが分断される前から建っていて

ベルリンで起こった沢山の歴史 人々の喜怒哀楽を見てきたのでしょう。

berlin-mado