diario
黄金比と白銀比 11月12日
ご注文をいただいて額縁を制作する場合は
当然ながら作品に合わせたサイズで制作しますので
あまり意識することはありませんが
自分の創作としての額縁を作るとき サイズは自由です。
思いつくままのバランスで作った額縁は
わたしの場合 どうやら黄金比ではなく白銀比に近くなるようです。
もしくは 白銀比より更にもうすこし正方形に近いような長方形。
これはもう好みとしか言いようがありません。
黄金比では どうも縦横の長さに差がありすぎるような気がして
(もちろん場合によりますけれど)
黄金比より正方形に近い白銀比を無意識に選んでいます。
黄金比は西洋で好まれ 大人びた雰囲気
白銀比は日本古来独自の比率で可愛らしい雰囲気だとか。
法隆寺など寺院建築の比率にも用いられているそうです。
大人びているか可愛らしいか・・・その見解は別としても
黄金比より白銀比のほうを より安定して自然だと感じるわたしは
やはり日本で生まれ育った人間なのだ と改めて思いました。
皆さんはどちらをお好みでしょうか。
自然界には黄金比を展開した式に則った図形が多いそうです。
松ぼっくりのらせん構造も黄金比から。ふしぎですね。