diario
新たな出会い 歌舞伎 9月22日
先日 「歌舞伎座さよなら公演九月大歌舞伎」へ行きました。
歌舞伎観劇は2度目ですが歌舞伎座は始めてです。
わたしにとって歌舞伎は「良く知らないけれど分っている」ような
曖昧な知識の文化でした。イメージとして定着してしまったような?
興味が無いわけではないけれど 優先順位はそれほど高くない。
ところが今回の歌舞伎観劇はなんというか…発見の連続でした。
今までの歌舞伎に対するイメージといえば
浮世絵で観るような様式美に終始して セリフが難しく
劇のあらすじを知らないと内容を理解するのが大変
というような ネガティブに近いものでした。
改めて大きく反省です。
今回の演目が「勧進帳」と「八百屋お七」という有名なものだった
のもポイントの一つではありますが
舞台の色 音 声 そして劇場全体を包む雰囲気や空気
すべてが楽しく華やかで懐かしくて どこかはかなげ。
とかく西洋の美術と文化にばかり目が行っていて
日本文化に対する気持ちを疎かにしていたかもしれない?
言葉で表すのが難しいのですが 大げさに言えば
「目からウロコが落ちた」でしょうか。
歌舞伎との新たな出会いでした。
わたしが尊敬する一人の人の言葉に
「先入観を持たずに心と頭をオープンにして置くことが大切」があります。
額縁を作るうえでも 日々の生活のうえでも
この言葉を心がけることで 一体いくつの新しい発見があることか!
先入観で閉ざしていた為に失ったことの多さに気付くと愕然とします。
心と頭をオープンに。
難しいですが実践したいと思っています。