diario
印刷の美しさ vs 手描きの強さ 9月07日
日本橋丸善にて先日から展示されている
「グーテンベルク42行聖書」を見に行きました。
ご存知のように活版印刷技術は世界の3大発明の一つ。
このグーテンベルク42行聖書は15世紀に紙に
この活版印刷で印刷された世界初の聖書の一つだそうです。
整然と並んだ文字は当然ながらとても安定しており
本は想像していたより大きく そして500年も昔に作られたとは
思えないほど保存状態もとても良く美しい聖書でした。
発明された当時確かに画期的ではあってもまだごく一部
限られた人達だけのための技術であったかもしれません。
その「大切さ」「ありがたさ」の恩恵は後の世になって
広く世界に行き渡ることになりました。
歴史的な大発明出来事も「その時」ではなく 後になって
「ああ あの時に時代が変わったのだな」と気付くものなのですね。
展示されている聖書は美しく厳かな雰囲気でした。
でもやはり手描きの強さや発するエネルギーのような物が
あまり感じられなかったのは…やはり印刷だからなのでしょうか。
それともわたしの先入観でしょうか。
「グーテンベルク42行聖書」展
丸善日本橋店3Fギャラリー 9月8日(火)まで 入場無料